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2005年勉強会報告

当教室ではレッスンの一環として、ステージの経験を積んでもらうことを目的に、年に数回の勉強会を定期的に開催しています。 小規模な会場で、普段のレッスンで取り組んでいる曲を中心に自由なプログラムで発表することができます。ステージマナーや聴衆としてのマナーも一緒に学んでいただきます。また、本年は毎回テーマを決めてディスカッション等を行っていく予定です。子供の生徒さん、大人の生徒さん、保護者の方、講師・・・など、様々な立場から意見を交換し、新しい視点・アイデアを得る機会となれば幸いです。

以下では、当日のプログラムを中心に報告させていただきます。

 

2005年第1回勉強会(4月9日)

 
 

2005年最初の勉強会です。今回は聴衆側のマナーとして、タイミングの良い「拍手」の練習をしました。聴衆が演奏者と一緒にステージを作っていくということの大切さを学んでいただきました。今回のディスカッションのテーマは、「練習について」でした。個人レッスンではなかなか得られない他の人の練習方法などを聞くことができ、皆さん参考になったことと思います。

「集合写真です」        
   
「憧れのエリーゼを披露」   「初舞台、お母様と連弾」   「力強く響いていました」

 

No.   学年(性別) 曲名 作曲家
         
1.   年中(女) 「どどどどどーなつ」(連弾) ピアノランドより
      「ぴかぴかぼし」(連弾) ピアノランドより
    「たぬきのたいこ」(連弾) ピアノランドより
       
2. 年長(女) 「バースデーソング」 ピアノランドより
      「ともだちになりたい」 ピアノランドより
「山のおんがくか」(連弾) ドイツ民謡
         
3.   小2(女) 「そよかぜとポピー」 ピアノの森より
「ゆうべのうた 」

ピアノドリームより

         
4.   小6(女) 「ツェルニー 30番より 6番、7番」 C.ツェルニー
   
5. 大人 「インヴェンション No.1」 J.S.バッハ
         
6.   専3(女) 「ツェルニー 40番より 17番、18番」
C.ツェルニー
         
7.   大人(女) 「ソナタ 第 19番 第1、2楽章」

L.V.ベートーヴェン

         
8.   大人(男) 「ソナタ K.333 第1楽章」 W.A.モーツァルト
   
       
9. 年長(女) メヌエット ト長調 J.S.バッハ
    「ソナチネ」 T.ハスリンガー
    「黒ねこのタンゴ」 J.バスティン
       
10. 小2(女) 大きな古時計 H.C.ワーク
「タランテラ」 W.ギロック
   
11. 小6(女) 「エリーゼのために WoO.59」 L.V.ベートーヴェン
       
12. 大人(女)

「《子供の情景》より 「知らない国々」」

R.シューマン
   
13. 大人(女) 「サラバンド」 G.F.ヘンデル
   
14. 専3(女) 「ソナタ 第 6番 第1楽章」 L.V.ベートーヴェン
   
15. 大人(女) 「ワルツ第 6番 <小犬> op.64-1」 F.F.ショパン
「ワルツ第 7番 op.64-2」 F.F.ショパン
   
16. 大人(男) 「愛の夢 第 3番」 F.リスト
   
17. 大人(男) 「ソナタ 第 24番 <テレーゼ> 第1楽章」 L.V.ベートーヴェン
   

1.拍手の練習

勉強会のはじめに「拍手」の練習をしました。「拍手」は演奏会の価値を決定付けるほどの大きな役割を果たす場合もあります。「拍手なんて簡単」と思われがちですが、演奏会で適切な拍手をすることは意外に難しいのです。基本は、演奏者が舞台袖から出てきたらすぐに拍手をはじめること、そして演奏が終わったらすぐに拍手をすることです。ただし、演奏後の拍手は曲調によっても適切なタイミングは変わってきます。今回の練習で、「拍手」によって演奏者と聴衆の関係が近くなることを実感していただきました。適切な拍手により、演奏者は一層演奏しやすくなり、聴衆は集中して聴くことにつながることを学びました。

2.ディスカッション<練習について>

勉強会の最後に普段の<練習について>をテーマに生徒の皆さん、保護者の方にお話を伺いました。以下、主な質問内容と回答、コメントの紹介です。

主な質問内容 対象者 回答内容・コメント
練習は好きですか 子供 子供の生徒さんは全員練習を「好き」と答えてくれました。みんな練習が好きでよかったです(^^)。本人が楽しく練習に取り組むことが最も大切なことです。
家庭での練習の様子、関わり方について 保護者 ご家庭での練習の様子は色々ですが、怒ってしまったり、喧嘩になってしまうことがあると答えてくださった方が多くいらっしゃいました。普段のレッスンでもお母様方からこうした相談を受けることがあります。喧嘩したり怒られて弾くというのは十分な練習の効果を期待できません。いち早く、自発的な練習の習慣を身に付けていくことが大切です。少しでも良いところを見つけて褒めてあげるということも必要でしょう。また「子供に任せている」という意見を聞くことがありますが、自発性を重んじるあまりそれが「無関心」と子供に映らないように気をつける必要があります。保護者の方自身が音楽に興味を持ち、一緒に音楽を聴いたり、音楽について話をするといった家庭環境があることが理想的です。
練習で工夫している点について 大人 忙しい生活の中で、いかに練習を継続していくか、短時間で効率的な練習を行っていくか・・・重視しているポイントは2つでした。挙がった意見としては、毎日必ず1回はピアノに触るというルール、わざと楽器をしまわない、曲の構成をよく見て繰り返し部分は省略して練習するなど。皆さんそれぞれ工夫されているようです。また、電子楽器で練習している方は、アコースティックピアノとのギャップに悩んでいるとの意見もありました。電子楽器では音色もタッチも思うようにはならず、表現力をつけることが難しいのですが、最終的にグランドピアノではどのように響くのか常にイメージを持って練習していただきたいと思います。

ピアノは演奏会での演奏やレッスンよりも家での練習に大部分の時間を使います。「ピアノをやっている」ということは、実際は「家での練習」がほとんどです。それだけに「練習」が上手くできないとピアノはつまらなくなってしまいます。さらに子供の生徒さんの場合は保護者の方との関係が非常に大切になります。

今回、様々な立場から様々な意見をいただき、私自身大変興味深かったです。参加者の皆さんも色々な人の練習の様子や練習方法などを聞くことができ、参考になったのではないでしょうか。 今後の練習のヒントになることがあれば幸いです。

ディスカッションは本年の新たな試みですが、今後も積極的に取り組んでいきたいと思っています。



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