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ソルフェージュが重要な理由

ソルフェージュの今


ソルフェージュという言葉は、歌や楽器などの音楽に関わるなにかを習っている人にとって、耳にすることがある言葉です。
一般的には、その目的や意義を理解している人は多くありません。
特に日本では、音楽の総合的な基礎教育として定着していません。
初見の楽譜を見て書かれている旋律を伴奏なしで歌う視唱、ピアノで弾く単音や和音、旋律を聞いて楽譜を書く聴音がセットになったトレーニングで、音楽学校の受験に必要な科目のひとつというイメージが強い傾向です。


音楽学校に入学すれば授業のひとつとなりますが、受験のために慌ててレッスンを受ける人も多くいます。
まだ音感が育っていない、あるいは譜読みが得意ではない人にとっては、受験で始めたレッスンの延長線上で、漠然と授業を受けるだけになってしまいがちです。
ソルフェージュは本来どういうものなのか、何の役に立つのか、自分の音楽の可能性をどう広げてくれるのかを知ることができれば、苦手なことを繰り返すだけの授業も、違った見え方がしてくるでしょう。


ソルフェージュは、18世紀後半、旋律をドレミで歌うソルミゼーションを用いた歌唱教育から始まりました。
聴音や音楽理論などを取り入れながら発展してきたと言われるリズムや楽典、楽曲分析なども加わり、時代と共に学ぶ内容は広がっています。
近年、ソルフェージュは、訓練ではなく、専攻している実技の練習を支えていく基礎教育であり、実技と並行してバランスよくするのが重要だと関心が高まっています。


ソルフェージュは独学で学べるか



会話やコミュニケーションに使う言語を学ぶ際は、まず読み書きや意味を学ぶことから始めます。
音楽の読み書きとも言われるソルフェージュは、音楽を学ぶ上で始まりであり土台になるものと言えますが、言語と同じようにいかないのはその学び方です。
外国語を、教材や映画の字幕版を利用したり、その国の友人と交流することによって独学する人はよくいます。
同じようにソルフェージュを独学で学ぶことに関しては、基礎知識を持ち正しい方法でやれば可能という意見と、確かな知識と経験を持つ人に習わないと困難という意見に分かれるのが現状です。


ソルフェージュで学ぶのは、まず視唱と聴音でつける読譜と記譜の能力です。
聴音は、動画や音源の教材があれば、答えが正確に決まっているので問題はないでしょう。
視唱は、音階名は答えがはっきりしていますが、実際に歌っている音程が合っているのか、客観的に判断する必要があります。
これを判断するためには、音感がしっかりしていないと難しいと言えます。
リズムも同じく、音符の長さは答えが決まっていますが、それ通りに正しく刻めているかは、正しく判断できる人が必要です。
メトロノームを使っても、細かいところまでキープできているかは、なかなかわからないものです。
楽典は、教材の力を借り根気よく学べば可能ですが、楽曲分析は専門の知識がないと難しいです。


ソルフェージュは、音楽の総合的な基礎教育ですので、どれかが欠けてしまうのは避けたいものです。
独学が可能と言っても、ある程度の忍耐と労力は必要です。
独学が困難であれば、スクールなどで学ぶ方が効率が良いでしょう。


ソルフェージュが広げる可能性


音を聴き取り楽譜を書く、楽譜を読みとり演奏で表現し、この聴音と記譜、読譜と視唱に音楽の3要素であるリズムとメロディ、ハーモニーを組み合わせて学んでいくのがソルフェージュです。
これにより、楽譜を正確に理解し演奏できる力や、1曲を短期間で演奏できるようにする力をつけることができます。


他にも、作曲家や作品の時代背景などの音楽史や、作品の形式、リズムや和声について学ぶと、表現豊かな演奏をする力が徐々についてくるでしょう。
これだけの知識と力をつけるには、実技だけでは不十分です。


日本では実技レッスンの残り時間を使ったり、ピアノレッスンの初期段階だけに行われたり、省略されたりするケースが多いです。
本来、レベルに関係なく実技と並行し、継続して学ぶべきものであるソルフェージュは、演奏者としての可能性を大きく広げるためにとても重要な役割を果たしています。


始める時期は、早ければ早い方がいいというわけではありません。
音符の形の違いや上下関係など読譜のためのさまざまな理解力がつくのは5歳頃からと言われているので、それまでは、リトミックなどを中心に行うと良いでしょう。


子供の場合、指導方法の良し悪しや成果を自己判断ができません。
成長に合わせて段階的に学べる独自メソッドや、子供の音楽教育に実績のあるスクールや講師を選ぶことで、スタートラインもその先に広がる可能性も変わります。
もちろん大人になってからでも、自分のライフスタイルに合わせてよいペースで継続でき、現状にあった方法で学べる場があれば効率よく身につけることは充分可能です。
ソルフェージュは、何歳から始めてもさまざまな音楽の可能性を広げていきます。

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