• 小林音楽教室 新宿教室
  • スタインウェイ
  • ストラディバリウス

東京(新宿、麻布、代々木、船堀)の音楽教室なら小林音楽教室トップ > コラム > ピアノの歴史について

ピアノの歴史について

ピアノの歴史と諸外国への広がり


ピアノの歴史は深く、18世紀初頭、イタリアの楽器製作者の手によって現在のピアノの原型は完成しました。
製作者は、この楽器の名前を弱い音や強い音を出せるものというチェンバロという意味で名づけられていましたが、現在の名称はこの名前が簡略化されたものになりました。

ただしイタリア国内では、この楽器の制作を後継するものがおらず、ドイツに在住していた製作者によって制作が引き継がれました。
ドイツに在住していた楽器の製作者は、イタリアの創始者が開発した楽器の音を、最新の技術を駆使して改良していきました。
鍵盤を打った後にハンマーが糸の揺れを遮らないよう素早く反応するといった工夫を凝らしていきます。
改良されたピアノは、ドイツの多くの作曲家から愛用されるようになり、ドイツ国内にも広がりました。

18世紀中期まではドイツを中心に普及していましたが、18世紀中頃にドイツからイギリスに多くの製作者や弟子が渡ったのをきっかけとして、イギリスでも幅広く認知されるようになります。
ヨーロッパ以外にも、ドイツ人がアメリカに渡りニューヨークで工場を建築したことで、アメリカを中心に世界的に普及しました。

日本へピアノが初めてやって来たのは、19世紀初頭にドイツ人の医者が長崎県に持ってきたことがきっかけです。
その楽器は、現在も山口県の萩市の美術館に保存されています。
また、かつて生産当初生産率はアメリカが世界一位でしたが、高度経済成長期には日本がアメリカを追い抜き、現在世界トップのシェアを誇っています。


ピアノはどのように進化を成し遂げたのか


楽器のダルシマーは11世紀中近東からヨーロッパへ伝えられ、クラビィコードは14世紀のルネサンスでポピュラーな存在となりました。
また、チェンバロは1500年ごろに普及し、鍵盤を爪で弾くと、鍵盤の板が上がり弦が揺れる仕組みとなっています。
ピアノの原点は、このように弦を響かせて音を出す楽器のダルシマーと、鍵盤の操作によって演奏するクラビィコード、弦が揺れて音が出るチェンバロといった三つの楽器を総合し、音の原理を応用して18世紀初頭に形づけられたものとされています。

ただし、開発された当時の音域は5オクターブほどでした。
しかしピアノが音楽に携わるための必需品になるにしたがって、19世紀初頭から音量を大きくするためにミュージックワイヤが装着されたり、外側の張りの力が増えるよう鉄骨のフレームが取り入れられたり、鋼鉄の弦が使用されたりと、さまざまな工夫が凝らされるようになりました。
音域が7オクターブまで広がるようになったのも、この時代からです。
最善の工夫が取り入れられたピアノによって、数多くの著名な作曲家が誕生しました。

19世紀後半からは、ミュージックワイヤの二重巻線がつけられたり、楽器の強弱をコントロールするためのソステヌートペダルが取り入れられたり、豊かで張りのある音が出るフェルトのアリコート式に変えられたりと、より質度の高いものに変革していきました。
現在の88鍵のピアノも、この時代に作られたものです。

何年もの歴史を経て完成したピアノですが、現在は本体がアクリルのクリスタルでできたものや、騒音を解消すべく最先端の技術を取り入れたサイレント式のピアノなど非常に多様化していて、著しい進化を遂げています。


現在でもピアノが支持されている時代背景とその理由


かつてピアノは、フランスのブルボン王朝のもとで美術品の一つとして貴重な役割を果たしていました。
ヨーロッパでは、あくまでも貴族の趣味の一つとして考えられていたのです。
そのため、上級階級の子女のレッスンや上流階級の象徴品といった高貴なものとして捉えられていた歴史があります。

日本では、20世紀の初めにピアノの製造が開始されました。
しかし、戦争によって製造工場が軍事工場に変わり、製造に携わっていた従業員が戦地に駆り出されたために、一時期は製造が困難になった時代もあります。
戦争が終わって高度経済成長期に入ったと同時に、それまで高級品として捉えられていたピアノが、一般の家庭でも庶民の収入で購入することが容易になりました。
ローンという方法で買えたのも普及した大きな理由です。

さらに高度経済成長期の豊かな生活により一般家庭でも家を購入できるようになり、自宅でも楽器を楽しめるようになりました。
昭和40年から音量を抑制するマフラーペダルが導入されたことも、音楽を習う環境が整った理由といえます。

ピアノは指と腕、耳などそれぞれの体の機能を同時に動かすので、大脳が活発化して脳に良い刺激を与えてくれます。
幼い時に習っておくと、情操教育にも良いです。
早いうちに習う方が効果的ですが、最近では指を動かしながら音楽を奏でることにより認知症の予防にもつながるので、大人でも習う方が増えています。
さまざまなメリットをもたらすピアノは、音楽教室という形で大きく広がりを見せており、現在も習い事の一環として幅広く認知されています。

ピアノの歴史について|東京(新宿・麻布・船堀)の音楽教室なら小林音楽教室