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聴音とは

概要


聴音とは音を聴いて楽譜へと書き起こす能力のことで、演奏されたメロディーを聴き取って五線譜に書いていく旋律聴音と、複数の音を同時に奏でる和音を聴き分けて解答あるいは五線譜に書いていく和声聴音といった種類があります。
旋律聴音はさらに単一の旋律を聴き取る方法と複旋律を聴き分ける方法とに分けられます。
最近インターネットの動画投稿などを中心に注目されている耳コピーも同義のものと考えられます。
また、音楽教育におけるソルフェージュの1つでもあります。
ソルフェージュとは楽譜と実際の音を結び付けるための基礎訓練であり、楽譜を読み取って実際に歌や楽器で表現する読譜や、音楽通論などの理論を学習する科目も含まれます。

ところで、ソルフェージュに類似したものとして、リトミックがあります。
多くの音楽教室において、幼児を対象としたクラスでリトミックが取り入れられています。
リトミックは音を聴き取って歌ったり、リズムや強弱を感じ取ったりといった能力を養う訓練で、ソルフェージュにおける聴音と共通する部分があります。
そのため、幼児期にリトミックを習っておき、小学校入学以降にソルフェージュを開始するといった生徒も多く見られます。

苦手意識を覚える方も少なくない分野ですが、訓練を重ねることで上達します。
複数の種類の聴音を同時に訓練し、習得していくことで音の構造を理解し、音楽全体を聴き分ける能力が身に付きます。
これは、実際の歌唱や楽器演奏における表現力にも大きく関わってくる能力です。


聴音の試験に臨む前に知っておくべきこと


聴音のレッスンの際には、2Bなどの濃い鉛筆を使用することをおすすめします。
一般的に、シャープペンシルは使いません。
なぜなら、濃度が薄い鉛筆やシャープペンシルは芯が硬いため書き跡が紙に残ってしまい、消しゴムを使っても綺麗に消すことができないためです。
シャープペンシルの場合はノック音や芯が折れる音、書く際の摩擦音などが聴き取りの妨げになります。
さらに、濃い鉛筆は芯が柔らかいため書き味も滑らかですし、力を入れなくてもさっと書くことができます。
音符の塗り潰しも時間をかけずにこなせるため、時間短縮に繋がるのが大きな利点です。

音楽学校の入試や音楽関係職種の就職試験における聴音のテストが行われる際には、一定のルールがあります。
まず、前もって音部記号や小節数などの情報が提示されます。
何分の何拍子か、何調かについても同様です。
また、多くの場合において基準となる音や和音の提示が行われます。
さらに、1拍の長さが把握しやすいようメトロノーム音を事前に鳴らしてくれる場合もあります。
なお、聴音の試験においてメロディーが流れるのは1度きりではありません。
通常は何度か決まった回数が流されるため、その回数内で五線譜に収めることができれば大丈夫です。
つまり、絶対音感がなくても対応できる内容であり、失敗してもやり直すチャンスがあるテストであることが分かります。
練習次第で上達できる内容なので、本番までに苦手意識を払拭できるよう練習を積み重ねていくことが肝心です。


聴音を行う際の注意事項と有効な練習方法


聴音の試験などを受ける際には、減点されるポイントを知っておく必要があります。
どういったことで減点されるのかが分かれば、それをどう防ぐかという対策方法や練習方法が見えてきます。
まず、当たり前のことですが白紙状態、記載がない部分は減点されます。
自信がなくても五線譜は埋めることができるよう努めることが大切です。
また、楽譜として成り立っていない解答内容も減点となります。
例えば、記号を正しく書けていない場合や、音符が雑で正しく読み取ることができない場合などです。
調号を書く順番や似ている記号の書き分けに気を付けること、音符ははみ出さないように書くことなどは基本事項ですが、試験本番になると意外と見落としがちな部分でもあるので注意が必要です。
中でもナチュラルなどの臨時記号は書き忘れやすいので、見落としがないか確認をすることが大切です。

それから、拍が揃っていない場合も減点対象となるため、音の長さが分かるよう、音符と音符の間を正しく空けて書くようにします。
複旋律聴音の場合は、上下のリズム表記を揃えることが大切です。

こういった点から考えると、聴音の勉強をする際には、音程やテンポ、リズムを取ることの他にも記譜の練習も欠かせません。
1小節を拍子の数に当分割して書くことを念頭に置き、音の長さに注意しながら書く癖をつけておくと、本番の試験の際にもスムーズに取り組むことができます。
音楽教室などでは記譜に集中するために消しゴムをなるべく使わないよう指導されますが、これは有効な練習方法です。
消しゴムを使っている間は音の聴き取りも止まってしまいます。
メロディーは目に見えず、時間経過と共に流れていくため、消しゴムを使わずに書く習慣を付けることで作業に集中できるようになります。

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