フルートのレッスンを始める前に知っておきたいこと

フルートの魅力

何か楽器を始めてみたいと思ったとき、フルートを手にしてみようと思う人もいるでしょう。オーケストラでも美しい主旋律を奏で、名曲も多いため、とても魅力のある楽器ではないでしょうか。

独奏だけでなく、他の楽器とのアンサンブルにも用いられ、その透き通った音は聞く人の印象に強く残ります。クラシックの他にも、ジャズやロックなどでも使われており、幅広いシーンで活躍しています。また、楽器の大きさも手頃なので家で場所を取る事も無く、女性でも持ち運びが簡単にできるところも人気の理由です。

現在のフルートは金属でできた銀色もしくは金色の横笛ですが、昔は単に笛そのものを表していた言葉であり、現在のリコーダーのような形になっている縦長の笛のことを指していました。

現在のような形になり、材料が木から金属へと変わっていったのは19世紀半ばのことです。ドイツで生まれた横笛のフルートはフランスで認められ、やがて世界に広がると、この形がスタンダードとして定着していきます。

金属の楽器ではありますが、他の金管楽器と異なり、唇の振動を利用して音を出すものではないため、木管楽器の仲間に分類されます。フルートの構造は大きく3つのパーツに分かれています。息を吹き込むための歌口がある頭部管、最も長い真ん中の部分が胴部管、そして足部管は一番短い部分にあたります。

習おうと思った際に、ピアノやギターなどに比べると教室が限られているかもしれないと感じるかもしれませんが、個人教室からグループで受けることができる教室まで、探してみるとレッスンを受けられる音楽教室は様々にあります。

長く続けることができる習い事なので、子供に楽器を始めさせたい、大人になって初めてレッスンを受けてみたいなど目的にあった教室を探してみましょう。

レッスンのやり方

フルートの教室では個人レッスンを行っているところと、グループレッスンを行っているところがあります。双方メリットとデメリットがありますが、個人のレベルに合った指導をしてもらいたい、じっくりと教えてもらいたい場合にはその人に合わせた指導法や教材を提案してもらえる個人レッスンをお勧めします。

教室によって幼児向けクラスを設けていたり、初級・中級者向けのクラス以外にもプロを目指している人向けのクラス、趣味として続けていきたい大人のためのクラスなど様々なクラスを設けています。まずは自分の目的に合うクラスがあるのか確認しましょう。

初めての人は姿勢や息のコントロール法、ブレスのやり方や楽器の構えといった基礎から覚えていく必要があります。上級者向けのクラスのような練習をしたり曲を演奏したいと思うかもしれませんが、まずは自分のレベルに合わせた練習から始めましょう。

習い事を始めるきっかけや年齢は様々ですので、自分が何を目指しているのか、こんな曲を演奏したい、きれいな音を出したい、音楽学校への進学を希望しているなど、要望があれば、ある程度事前に教室側に相談してみましょう。

最近ではインターネットを使って教室を探すこともできますが、無料体験教室を行っているところもあるので、気になるところがあれば参加してみるのが良い方法です。

教室や講師の先生の雰囲気だけでなく、料金や自宅や職場からの通いやすさなどを考慮して、自分にあった教室を見つけることが大切です。趣味で始める場合も、本気で技術を身に付けたい場合でもモチベーションを維持できるような教室を探してみましょう。

始める前に知っておきたい事

お子さんにフルートを習わせたい時に、何歳頃から習わせるべきか悩む親御さんもいるかと思います。基本的には、キーを押さえることができ、しっかりとした呼吸ができるようになっていれば始める事ができます。

個人の体格差や手の長さにもよりますが、小学校3~4年生くらいから、身長が130㎝~140㎝程度あれば大丈夫です。教室によっては通常のものよりも長さが短い幼児用のフルートでレッスンを受けることができるところもあります。

また、大人でもフルートの音を出すことは慣れるまで大変なことですが、小さいお子さんは肺活量がまだ不十分なことがあるため、最初からフルートを使った練習ではなく、別の楽器で息を使って音を出すことに慣れさせるための練習を行う教室もあります。

お子さんの成長に合わせたレッスンが可能かどうか、本格的に習わせる前に不安な点や疑問点があれば教室に相談してみると良いでしょう。

口をつけて演奏する楽器のため、入れ歯や歯の矯正をしていることが不安だという人もいるでしょう。その場合も、入れ歯に関しては演奏には全く問題はありません。

器具をつけていても、痛みがなければ矯正をしていても演奏することは可能です。骨格や顔のつくりなどが影響するケースでも、多くの場合は努力によって解消することができます。この点に関しても、体験レッスンなどの機会に相談しておくと安心して練習に取り組めます。

楽器の練習を通して、初心者の人でも楽譜の読み方やリズム感や音感を養うこともできます。小さいお子さんから大人まで、自分の目標や目的に合ったレッスンを受けることができる教室を探しましょう。

当教室主宰の著書「音楽教育のススメ(幻冬舎)」

音楽教育のススメ(幻冬舎)