東京にある合唱団を探す、方法とポイントは?

合唱団のイメージ

東京の合唱団を探す方法

東京には、数多くの合唱団がありますが、どうやって入れば良いか分からないという方も少なくないのではないでしょうか?合唱団によっても異なりますので一概には言えませんが、入るためにはどのようなプロセスを踏むといいのでしょうか。まずは、どのような合唱団があるのか見ていきましょう。

東京にはどれだけの団体があるのか、ネットなどを利用して調べることが大切になってきます。そうすると、プロとして活動をしている団体や、教会に通われている方を中心に作られている団体、趣味の一環として集まっている団体など、団体によってそれぞれの特徴や特色、在籍するメンバーに違いが分かります。そうした特色を把握して、自分が入団したいと思う場所を探すことが必要になるでしょう。実際に通うとなったときに長く通うことができるような場所ということや、必要なお金を無理なく支払うことが可能かどうかなどもその時に確認をすることが大切です。

次に、自分が入りたいと思う場所をいくつかピックアップして、比較することが大切です。東京だけでも実に数百に及ぶ合唱団がありますので、それぞれの団体の特徴や傾向、入団条件、自分でも入ることができるかどうか、入団条件を満たしているかどうかなどを確認し、入団の申し込み、手続きを行うようにしましょう。団体によっては入団時にテストがある団体もありますので、そうしたテストが必要な団体への入団を希望されている方は、合唱のスキルを磨くために、音楽教室に通う必要があるでしょう。

このように、団体同士を比較して、実際に自分が入ることができるかどうかを検討し、必要に応じてテスト対策をするという流れが、団体に入るまでのだいたいの流れになります。気になるところがいくつかある場合は、一度見学に行って直接雰囲気を確かめたり、気になることを実際に聞いてみてもいいでしょう。見学に行けないときは、電話などで問い合わせてみるのもひとつの方法です。

合唱団にも色々とある

合唱団と一口に言っても、その種類は様々で、活動をしている場所や、練習量が団体によって大きく異なります。大きく分けると、次のような団体に分類されるでしょう。

まずは、趣味として活動を行っている団体です。普段は全く違う仕事をしながら、仕事終わりなどに集まって練習を行い、イベントなどがある際に発表をする場があるというタイプの団体です。あくまで趣味の一環として行っているところがほとんどでしょうが、団体によってはプロに引けを取らないレベルで活動をしているところもあれば、楽しく集まることを目的として活動している団体もあるでしょう。

次に、本格的な仕事として、プロとして活動を行っているという団体です。仕事として所属をしており、給与も得ているというタイプの団体で、こちらの場合は、本物のプロが集まる団体になります。こちらの団体は、依頼を受けた際に仕事として合唱を行うという場合が多く、給与が歩合制の場合もあれば月給制の場合もあり、これも団体によって異なると言えるでしょう。仕事としているので、その分練習量も多い所がほとんどのようです。

そして、教会所属者などのイベントの際にのみ活動を行う団体です。教会などの共通の団体に所属しているグループが、結婚式やクリスマスなどの特別なイベントの際にのみ集まって行うタイプの団体で、あくまで教会などの主になる団体に所属をしている人を対象にされています。このように、様々なタイプの団体がありますので、自分が所属したい団体はどのようなタイプなのか、しっかり考えて比較することが大切です。

東京の合唱団の傾向は?

このように合唱団には様々なタイプがあり、団体によって練習量や給与制など大きく異なります。地域によって差が出やすいことが知られていますが、東京にある合唱団の場合には、主に次のような傾向があると言えるでしょう。

東京で多いのはやはり、プロとして、仕事として活動をしている団体です。ピンキリではあるものの、プロとして正式に仕事を依頼されて、仕事場所に応じた人数やメンバーを派遣します。こういった合唱を仕事として行っている団体は多く、こうした団体に入るためには、当然ですがオーディションやテストなどがあると言えるでしょう。団体によっても異なりますが、テストがある場合は、合唱のテストはもちろん、面接などがある場合もありますので、事前にテスト対策をしておく必要があります。

次に多いのが、趣味として活動をしている団体です。合唱が好きな人による、あくまで同好会レベルの団体だと言えますが、合唱能力は団体によってはプロにも引けを取らず、仕事として合唱を依頼されるような団体も最近は少なくない傾向にあると言われています。もちろんあくまで趣味の一環として集まっているので、所属者の多くが普段は別の仕事をしながら合唱をしているという方がほとんどで、気楽に楽しむことができるでしょう。

このように、東京の団体は比較的、プロとして活動をしている団体が多い傾向がありますので、仕事として合唱をやりたいという場合は、その分合唱の技術を磨いて、団体が行っているオーディションなどに挑戦をしてみてはいかがでしょうか?

当教室主宰の著書「音楽教育のススメ(幻冬舎)」

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