たくさんの音楽教室からピッタリの教室を選ぶ

音楽教室の種類

音楽教室は、子供向けの教室から大人向けの教室まで幅広く、0歳からの教室やシニア向けの教室も多いです。幼い子供たち用の教室は、音楽に触れ楽しさを味わうためのものや持っているものを引き出すことを目的としているものが多いです。シニア向けの教室は、空いた時間を楽しむ目的が多いです。初心者向けのものや上級者向けのものなどさまざまな教室があります。

楽器の教室では、定番のピアノや電子オルガンのほか、ギターやバイオリン・チェロなどの弦楽器、ドラムなどの打楽器、フルートやクラリネットなどさまざまな楽器の教室があります。楽器以外では、リトミックや歌、ボイストレーニングや作曲などの教室もあります。

一般的に週1回や2回ほど曜日を決めて習いに行くことが多いです。音楽教室に通うことで、それぞれを極めることができコンクールやコンサート・発表会などで披露することもできます。

大手の教室や個人で行っている小さな教室などによって違いがありますがそれぞれの良さがあります。大手の教室の場合は、個人の教室に比べて費用が高めな場合が多いですが、大きな発表の場がある場合が多くコンクールやグレードなどへの参加が可能です。決まった曜日や決まった人数の中での調節になるため希望に合わない場合もあります。個人の教室の場合は、習う側の予定に合わせてもらいやすく出張教室なども行ってもらえる場合があります。

また、個人レッスンやグループレッスンによっても違いがあります。幼いころや初心者向け、シニア向けの教室はグループレッスンで楽しく行うタイプが多いです。個人レッスンは上級者の教室が多く、集中的にレッスンを受けたい場合やより上を目指したい場合におすすめです。

音楽教室で何を習うか

大人の習い事やシニアの習い事の場合は、何を習いたいかがはっきりしている場合が多いですが、子供の習い事の場合は何を習うかというところから始まります。

特に幼児期など幼いころからの教室が多いのはリトミックです。音楽に触れて体を動かすことで開花する能力も多いとされています。このほかにソルフェージュと呼ばれる楽譜を読むことを重点的に行う基礎的な訓練や絶対音感を育てる教室なども幼いころからの教室が大切だと考えられています。絶対音感は鍛えることで習得できる場合もあります。このような教室で音楽に触れる中で、それぞれが得意な分野や好きな分野が芽生えてきます。同時に苦手な分野が出てくる時期でもあります。

小学生になる前あたりでは、子供それぞれの得意な分野や好きな楽器などの教室へ進むことがおすすめです。この時点での選び方が、今後の成長に大きく影響を与えるため大切な選択と言えます。苦手な分野でも繰り返し練習することで改善できる場合もあります。

中高生や大人になるとさらに上級者向けの教室が用意されていることなどもあり、才能や上達スピードに合わせて教室やコースを変更することも大切です。

ピアノではアンサンブルや、楽器を習う場合は他の楽器とのセッションを行うことができる場合もあります。他の方と一緒に演奏することもたくさんのことを学ぶことができ成長へつなげることができます。

音楽教室の選び方

音楽教室では、体験レッスンを開いていることが多く、実際の教室を体験しどのような教室かを確かめることができます。子供向けの教室でも大人向けの教室でも行われていることが多いです。費用がかかる場合もありますが、体験を行ってから入会を考えることがおすすめです。特に子供の教室の場合は楽しいことが続けて行くことへつながるため、選び方は重要であると言えます。体験へ参加し様子をしっかりと確かめましょう。大人の場合も、雰囲気やレッスン内容を確かめるため体験レッスンへ参加することがおすすめです。

電話やインターネットで体験レッスンを予約できる場合も多く、教室の具体的なコースや費用などを確認できる場合もあります。できるだけたくさん情報を知った上で、決定しましょう。

先生との相性も大切で、個人レッスンの場合は1対1のため相性は音楽や成長へも大きく影響を与えます。大きな教室の場合は、たくさんの先生がいる場合がありますがそれぞれの楽器や部門で経験を積んできた技術のある先生がそろっている場合が多いです。数人の先生の教室から選ぶことができる場合は、相性を見極めてどの教室にするかを決定しましょう。グループレッスンの場合は、先生だけではなく他の子供たちとの相性やグループの雰囲気も見て選ぶことが大切です。

また、音楽は環境も大切です。教室の設備や楽器なども確かめておきます。楽器によっては高価なものもあります。自宅で練習する必要があるものの場合、楽器の購入が必要なものもあります。準備が可能かどうかもしっかり考え、自宅での練習も可能かを考えて教室を選びましょう。

自宅からの距離や、希望の曜日や時間帯にあったものがあるか、休んだ場合は振替などが可能かなども確認しておくと安心です。

当教室主宰の著書「音楽教育のススメ(幻冬舎)」

音楽教育のススメ(幻冬舎)