「子どもに歌や声のレッスンを受けさせたい」「ボイストレーニングは何歳から始められるのか」と考える保護者の方が増えています。子どもの音楽レッスンのなかでも、歌や発声を学ぶボイストレーニングに関心が集まっています。
この記事では、子どものボイストレーニングとはどんなものか、期待できること、何歳から始められるか、そして教室の選び方までを、わかりやすく解説します。
子どものボイストレーニング(キッズボイトレ)は、発声の基礎を学びながら、話す声や歌う声を、無理なく自然に育てていくレッスンです。多くの教室では、3歳ごろから小学生を対象にしています。
内容は、正しい姿勢や呼吸、口の開け方といった発声の土台づくりから始まり、歌や言葉を使った練習へと発展していきます。話す声も歌う声も、同じ発声の仕組みを使うため、基礎を整えることは、歌だけでなく、日常の話し方にも役立ちます。
音程やリズムの感覚をあわせて育てたい場合は、幼児リトミックや絶対音感のレッスンと組み合わせる方法もあります。
子どものボイストレーニングでは、次のようなことが期待できます。ただし、効果の現れ方や身につくペースは、一人ひとり異なります。
まず、正しい発声が身につくことで、はっきりとした聞き取りやすい話し方につながります。人前で声を出す経験を重ねるうちに、話すことや歌うことへの自信が育ち、あいさつや発表の場面で力を発揮しやすくなる子もいます。
また、歌を通じて、音感やリズム感、表現する力が育まれます。声を使って自分の気持ちを表すことは、自己表現やコミュニケーションの楽しさにつながっていきます。何より、歌うこと自体を楽しめるようになることが、大きな支えになります。
子どものボイストレーニングは、一般に3歳ごろから始められます。小さいうちは、歌や遊びを通じて、楽しみながら声を出すことに親しむことが中心です。「上手に歌えること」よりも、「声を出すのは楽しい」と感じられることを大切にします。
子どもの声や体は成長の途中にあり、大人とは異なる配慮が必要です。とくに、高学年から中学生の頃にかけては、声変わり(変声期)を迎えることがあります。この時期は喉に負担がかかりやすいため、無理に高い声や大きな声を出させず、成長に合わせて進めることが大切です。発声の専門家である講師のもとであれば、こうした変化にも配慮しながらレッスンを受けられます。
子どものボイストレーニング教室を選ぶときは、いくつかのポイントがあります。
まず、発声の専門家である声楽・ボイストレーニングの講師が指導しているかどうかです。子どもの声は繊細なため、成長に合わせた指導ができる専門性が大切です。次に、一人ひとりに合わせやすい個人レッスンかどうか、そして何より、子どもが楽しく通えそうな雰囲気かどうかを確認しましょう。
相性は、実際に体験してみないとわからない部分もあります。多くの教室では体験レッスンを用意しているので、まずは参加して、お子さまの様子や教室の雰囲気を見てみるとよいでしょう。東京都内など、無理なく通える範囲にあるかどうかも、続けやすさにつながる大切なポイントです。
一般に3歳ごろから始められます。小さいうちは、歌や遊びを通じて、楽しみながら声に親しむことが中心です。開始の時期は、お子さまの発達に合わせて相談するとよいでしょう。
始められます。発声の基礎から学ぶため、音楽の経験は必要ありません。歌うことが好きという気持ちがあれば、少しずつ楽しみながら身につけていけます。
始められます。最初から大きな声を出す必要はありません。専門の講師が、その子のペースに合わせて、少しずつ声を出すことに慣れられるよう導きます。
通えます。ボイストレーニングは、上手に歌うことだけが目的ではなく、発声や表現の基礎を育てるものです。今の状態にかかわらず、楽しみながら力を伸ばしていけます。
子どものボイストレーニングは、発声の基礎を通じて、話す声や歌う声、そして表現する楽しさを育てるレッスンです。3歳ごろから始められ、成長に合わせた配慮のもとで、無理なく続けられます。まずは、お子さまが「声を出すのは楽しい」と感じられることを大切にしたいものです。
小林音楽教室では、発声のプロである声楽・ボイストレーニング講師によるキッズボイストレーニングを、新宿・麻布・田町・三田・船堀の各教室で行っています。まずは体験レッスンで、お子さまに合うかどうかを確かめてみてはいかがでしょうか。

当教室主宰の著書「音楽教育のススメ(幻冬舎)」