ピアノレッスン(テクニック編)

はじめに

マスタークラスの紹介

ピアノテクニックは、複雑かつ多様な要素から成り立っていますが、単純化すると下記の2つに大別できます。

  1. (1)拍子、リズム、音価、ハーモニーなどの音楽の構成要素を楽譜から正しく理解する能力
  2. (2)ピアノの音の出る仕組み(メカニズム)に対し、効率的な身体の使い方(姿勢、腕、手、指の使い方など)で楽器にアプローチし、作品に要求される表現を実際の音として実現できる能力

(1)はピアノに限らず他の楽器も含めて音楽全般に関わる基礎能力であり、主にソルフェージュの学習により習得していくことになります。そのため、ピアノテクニックと言った場合には、一般的に(2)が主要なテーマとなっています。
※ソルフェージュ能力が不十分であれば、高度なピアノテクニックを実現することはできないため、当教室では初歩の段階からピアノとソルフェージュの両方を重視し、ピアノとソルフェージュが一体化したレッスンを実施しています。

ピアノテクニック指導の基本方針

マスタークラスの紹介

姿勢や座り方、手指の形、鍵盤へのタッチ、各指の独立、脱力といったピアノを弾くための基本をしっかり身につけるために、バーナム、ハノン、ピシュナ、コルトーなどの教本を使って、段階的にピアノの基礎的なテクニックについて指導しています。

一通り基礎的なテクニックが身についた後は、様々な作曲家の練習曲(エチュード)等に取り組み、それらのテクニックをさらに発展させていきます。また、悪い癖の矯正や神経伝達のスピードアップ、関節や筋肉の弱点克服などを目的としたフィンガートレーニングについての指導も必要に応じて行っています。

当教室では、機械的なテクニックを得ることのみを目的とせず、身につけたテクニックを実際の曲の中で、表現としてどのように活かしていくかということを重視した指導を行っているため、練習曲(エチュード)等のテクニックの学習と並行してレベルに合った曲集等を組み合わせてレッスンを行います。

教本の選定(年齢別・目的別)

ピアノテクニックは、通常教本を用いて学習を進めていきます。しかし現在、ピアノの教本は伝統的なものから最新のものまで膨大に存在しているため、教本の選定とその活用の方法は重要なポイントになります。

当教室では、伝統的な教本および最新の教本の活用について常に教材研究を行っています。それらの教材研究の成果とレッスン実績から教本の選定に教室の基準を持っており、それぞれの方の特性に合わせて最も効果が上がる最適な教本の組み合わせをご提案しています。

子供については、始める年齢や性格などによって個人差が大きいため、それぞれの子供に適した教本の選定が重要だと考えています。教室の教本選定基準に沿っていくつかの組み合わせパターンの中から適切なものをご提案しています。

大人の方については、初心者の方も経験者の方についても、これまでの学習歴や目的に応じて、それぞれ方のテクニックの良い点を伸ばし弱点を克服できるように、教室の教本選定基準に沿ってご希望を伺いながら様々な教本の中から適切なものをご提案しています。

コンクールへの出場や音楽学校の受験、各種資格取得などの明確な目標がある方については、現在のレベルと目標との差異を明確化した上で、目標達成のために最も効果的なレッスン計画を策定してレッスンを行います。

スケール・アルペジオ検定(小学生~中高生)

スケール(音階)、アルペジオ(分散和音)は、ほとんど全てのピアノ曲の構成要素になっており、必ず習得しなければならない重要な基礎技術です。ツェルニーをはじめとする様々な練習曲(エチュード)においても、各曲において繰り返しスケール、アルペジオの課題が登場することから見ても、スケール、アルペジオはピアノテクニックの主要なテーマであるといえます。一方、スケール、アルペジオは基礎技術といっても、各指の独立、親指の移行、手首の柔軟性など様々な技術的要素を含むため、自由自在に弾けるようになるためには長期間にわたる地道な訓練が必要となります。そのため、生徒が高いモチベーションを持って継続的に取り組んでいくためには、指導側の様々な工夫やノウハウが必要です。

当教室では、小学生~中高生を対象に、全調(24調)でのスケール、アルペジオ、およびカデンツを確実に習得できるように、初歩の段階からステップアップして意欲的に取り組めるように当教室オリジナルの習得体系と検定制度を設けて実践し効果を上げています。